全国高校ライフル射撃競技選手権大会 衛藤信孝(由布3年)が8位入賞 【大分県】

2024/04/05
  • 春の全国大会

 衛藤の向上心は尽きず、「日本一を狙いたい」と鹿児島国体後はビームライフルからエアライフルに銃を変えた。「トリガー(引き金)を引いたときに指が銃と一体となった感覚があった。これならもっと上を目指せると思えた」と自分の感覚を信じた。今回の全国選手権は通過点と位置付け、夏の全国選手権と秋の国体で優勝を狙う。衛藤は「メンタルを鍛えて、自分の弱さに向き合わなければいけない。そのためには日頃の練習から緊張感を持って、会場が変わろうが、周りの雰囲気が変わろうが自分の間合いで撃てるようになりたい」と語った。

 

 日本一の先に見据える目標は大きい。「結果を出し続ければ国際大会につながる」と、日本一になった歴代の先輩が世界に挑戦する姿を見てきた。だからこそ、次は自分の番だという思いは強くなった。「努力は裏切らない。敵は自分自身」と練習にも熱が入る。

 

日本一の先に国際大会を見据える衛藤信孝

 

 

(柚野真也)

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