全国高校選抜大会 空手道女子 団体の組手と形で入賞を目指す大分南
2024/02/05
- 春の全国大会
九州3位で出場する全国高校選抜の団体組手は、初戦で他県の上位校と当たる可能性が高い。初戦突破を目標に、途切れない技の習得、フィジカルの強化など、課題一つ一つと向き合いながらひたむきに練習に取り組んでいる。世界チャンピオンの大野ひかる(2023年引退)を輩出し、大会でも好成績を残してきた県内屈指の強豪校だからこそ、その重圧に負けない強い精神力も必要となりそうだ。
そんなチームの一番の特徴は絆の強さ。お互いを鼓舞し、支え合いながら全国での完全燃焼を目指す。長身を生かした力強い技でチームをけん引するキャプテンの甲斐碧衣(2年)は、「九州大会の2回戦で強豪校と対戦し、やるしかないと吹っ切ることができた。全国では勝ち負けより、自分たちらしい試合を見せることにこだわりたい。チーム内で課題や思いを共有し、一丸となって全国に臨みたい」と話す。負けん気の強いムードメーカー佐藤は「チームの士気が下がらないように、声を出してみんなを盛り上げるのが私の役目。勝つためには練習あるのみ」と全国へ向け、静かな闘志を燃やしている。
絆の強さが新チームの特徴
(甲斐理恵)