全国高校選抜大会 テニス男子 快進撃が続く川上慶槙(大分舞鶴3年) 【大分県】

2023/04/10
  • 春の全国大会

 転機が訪れたのは昨年7月の全日本ジュニア九州地域予選。個人シングルスで鹿児島の強豪・鳳凰のエースに勝ったことで、これまで感じたことのない高揚感が生まれた。勝つことでしか得ることのない成功体験だ。川上は「やってきた練習が無駄ではないと思えたし、どんな強い相手でも立ち向かえば勝負できると自信になった」と手応えを感じずにはいられなかった。ここから川上の快進撃が始まった。

 

 ただ、国体、全国選抜では結果を残したが、理想の高い川上は自分が思い描くプレーに達していないという。「まだ悩みながらプレーしている自分がいる。相手に向かう姿勢も足りない。理想はフォアで相手を押し込み、甘い返球がくれば一撃で仕留める『打ち勝つテニス』」。見据えるのは今夏の全国高校総体団体と個人の日本一だ。

 

全国高校総体の団体、個人で優勝を目指す

 

 

(柚野真也)

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