全国高校選抜大会 フェンシング女子 発展途上の別府翔青3人組が準優勝 【大分県】

2023/04/09
  • 春の全国大会

 1チーム3人が総当たりで9試合を行い、計45点取った方が勝ちとなる。負けず嫌いで完璧主義者、1年生の頃から貪欲に競技に向き合った足立は、174cmの長身と手足の長さを生かしたスピード感あふれるアタックでポイントを稼いだ。相手の仕掛けを利用して技を繰り出すリアクション型の竹内と藤田は、無駄な失点をしなかった。

 

 「全員が役割を理解し、相手との力関係を把握しながら試合を運べた。試合中の掛け声もポジティブな言葉ばかりでチームとしてまとまっていた」と佐藤監督。準々決勝、準決勝はともに3ポイント差の僅差の勝利で勝ち上がり、決勝は連覇を狙う相手に大差で敗れた。足立の「決勝まで上がれた満足感はあるけど、最後に負けた悔しさはある」との言葉は、全員の思いを代弁したものだ。全国で勝つ喜びと負ける悔しさを知ったことが、次への糧となる。夏の全国高校総体に向けて、新たな目標「日本一」を目指す戦いが始まった。

 

結束力で勝利を勝ち取った

 

 

(柚野真也)

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