相撲場が新設され活気みなぎる東九州龍谷相撲部 団体戦で全国切符を勝ち取る 【大分県】
2022/12/02
- 春の全国大会
部員は2年生5人、1年生6人と県内では大所帯となるが、全員が高校から相撲を始めた。心を一つにひたむきに目標に進むという「愚直一心」をスローガンに稽古に励む。佐藤監督は「柔道をしていた子であれば投げ技、サッカーであれば脚力、バスケであれば瞬発力と、それぞれの特徴が武器になる」と個性を生かした指導で強化してきた。
これまで県大会では個人戦での優勝はあったが、団体戦では初めて頂点に立った。「チーム一丸となって勝つことができ、総合力が高くなったことを証明できた。この勝利に満足することなく、さらに上を目指してほしい」(佐藤監督)と期待する。
相撲場には土俵の他、突っ張りの稽古などができるヒノキ製の「鉄砲柱」もある。選手のモチベーションは高く、稽古はこれまで以上に熱が入る。佐藤監督の指導のもと、四股(しこ)や摺り足(すりあし)、ぶつかり稽古など基本練習に汗を流していた。全国大会の出場が決まり、目標が一段階高くなったという。右田は「全国大会での入賞が目標。そのためには考えなくても体が勝手に動くようにしたい」と息を弾ませていた。
3月の全国高校選抜では団体戦入賞を目指す
(柚野真也)