剣道女子 先手必勝で日本一目指す明豊に期待高まる

2021/03/27
  • 春の全国大会

 岩本総監督は、目標である日本一を達成するためのキーワードを「先手必勝」とする。これは剣道における3つの“許さぬところ(隙)”の一つ「出るところ(攻撃する瞬間)」を意識したもので、先にポイントを取れば後半に相手は攻撃に転じるしかなく、そこに副将、大将が大きなチャンスを見いだすことができる。好機を見れば腹を決め、身を捨てて打って出る覚悟だ。

 逆に、先取されれば、後半相手は守りに入り、レベルが高いほどそれを打ち崩すのは容易ではない。実力者ぞろいの全国で勝つにはそれぞれが自分の役割を理解し、団結して戦うことが必須となる。

 

 「試合は稽古のように、稽古は試合のように」の言葉が示すように、試合で練習通りの力を発揮するには練習量と、どれだけ場数を踏んだかがものをいう。コロナ禍の中、練習に励み、実力校との練習試合を重ねて日本一へ向けて確かな手応えをつかんでいる。

 

目標は全国制覇(撮影のためマスクを外しています)

 

 

(甲斐理恵)

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