卓球女子 積み重ねた土台は揺らぐことはない。明豊がベスト8入りを目指す

2021/03/13
  • 春の全国大会

 キャプテンの背中を見て、1年生も自分の課題に向き合った。エースの梅木ちとせは、競った場面でミスを恐れ、安全なプレーを選択していたが、「相手のミスを待つのではなく、自分から攻める回数が増えた」(松本監督)。平賀愛梨沙は回転量の多いドライブに磨きをかけ、自慢の攻撃が威力を増し、けがから復帰した香月実夢は、リハビリ期間に上半身の強化を徹底したことで強打を打てるようになった。それぞれがレベルアップした手応えを感じている。

 

 全員が持ち味を発揮できれば目標のベスト8に近づけるはず。松本監督は「今大会は全国のレベルを肌で感じてほしい。夏のインターハイ(全国高校総体)に向けて、課題を見つけることができればもう一段階レベルを上げることができる」と通過点と捉えている。秋吉は「みんな試合に向けて気持ちが高まっているし、コンディションもいい。どれだけ自分たちが通用するか確かめたい」と大会が待ち遠しそうだった。

 

目標はベスト8

 

 

(柚野真也)

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