なぎなた男子 県勢2選手が初めての全国高校選抜大会に挑む
2021/03/12
- 春の全国大会
小学6年まで空手、中学から剣道、高校はなぎなたと「武道」を愛する田代は、間合いと駆け引きが武器。「相手がどんな形で打ち込んでくるか、ある程度分かる。間合いに慣れるまで時間はかかったけど“自分の距離”はつかめた」と田代。試合では「相手の攻撃をスムーズに打ち返すことができたときは調子がいい」と自分なりのバロメーターがある。県新人大会の前評判は決して高くなかったが、落ち着いて相手の動きを見定め、勝利に結びつけた。
築城理恵監督は「いろんな武道を経験している強みがある。真面目すぎる性格なので悩みも多いようだが、初めての全国大会なので考え過ぎずに、これから先を見据えて結果より経験につなげてほしい」と話す。
昨年の全国高校選抜大会は新型コロナウイルスの影響で中止になったが、おととしの同大会で大分西の入江晃太(3年)が準優勝、片田涼介(同)が5位と好成績を残しただけに、橋爪と田代にかかる期待は大きい。
大舞台で経験を積む田代敏寛
(柚野真也)