空手道女子 自主性を重んじる大分南高校 対応力が問われる期間となる

2020/03/08
  • 春の全国大会

 勝ち頭の首藤麗実(1年)は「(九州大会は)どっちが勝ってもおかしくないギリギリの試合が多かったが、冷静に有利なのか不利なのかを判断して客観的に試合を運べた」と勝因を挙げた。だが、今のままでは全国大会では厳しい結果になると思っていた。「大会が中止になったことは残念だが、どんな相手でも対等に戦えるような対応力を身につけるチャンスだと思っている」と、部活動再開までを自分を見つめ直す期間とする。「軸が安定していない」と自分に足りない部分も自覚しており、改善に時間を充てる。

 

 高橋監督は、「4月になれば新1年生が加わる。新しい環境になるので、そのときまでにしっかり頭を整理して、いいスタートが切れるようになればいい。練習できなかった時間が無駄でなかったと、成長した姿を見せてほしい」と選手に伝えている。高橋監督は常々、「特別なことをする必要はないが、自分で考えて工夫できる選手になってほしい」と話しており、自主練も個人の判断に委ねている。自主性と対応力が問われる期間となる。

 

軸の安定が課題と話す首藤麗実

 

 

(柚野真也)

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