フェンシング女子 自分自身を見つめ直すことに徹する大分豊府高校

2020/03/05
  • 春の全国大会

 腕試しとなるはずだった全国選抜大会が中止となり、キャプテンの三ケ尻は「目標としてきただけに残念。モチベーションを維持するのが難しいが切り替えるしかない」と元気なく話した。練習再開のめどが立たず、やるせない選手に対し、中村監督は「2、3週間は活動できない。自主練習も難しい状況だが、フェンシングの頭を使うことはできる」と話し、これまでの試合動画を見て、練習再開までのレポートの提出を求めた。

 

 体力低下、試合勘の鈍化など懸念されることは多いが、中村監督は「この期間を気分転換に使ってもらい、学業に集中することもできる。自分を見つめ直す期間と捉えればマイナスばかりではない。練習再開時に選手の成長した姿が楽しみ」と前向きだ。目標を全国高校総体ベスト8に切り替え、今はフェンシング脳を鍛える時期と捉えている。

 

新たに「全国総体ベスト8を目指す」と誓う

 

 

(柚野真也)

 

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