なぎなた 全国選抜中止に落胆、次へのステップアップと切り替える大分西高校

2020/03/03
  • 春の全国大会

 部活動中止前の最後の練習では、「仮想全国選抜大会」として試合形式を行なった。小野監督は「想定できないことが起こりうる。だからこそ目の前の大会、目の前の相手に全力でぶつかろう」と呼びかけ、選手は複雑な思いを抱えながらも、一振りに力を込めた。大会中止を実感するまで時間はかかるが、「悔やんでも仕方ない。次も結果が残せるように自分に何が足りないかを考えてレベルアップしたい」と橋爪千聡(1年)。

 

 当面は部活動の再開にめどが立たず、自主練習となる。小野監督は各自に練習メニューを渡し、「この期間をプラスに捉えるしかない。毎日、なぎなたに触れ、日頃できなかった細かい持ち手や操作を確認しよう。自分の試合を見て分析し、見つめ直す時間に費やし、部活再開後に成長した姿を見せてほしい」と伝えた。

 次の公式戦は6月の県高校総体となる。「6月までの準備期間として、苦手分野をなくして強くなるしかない」とは全選手の共通の思いだ。

 

部活中断中は個々でレベルアップを図る

 

 

(柚野真也)

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