なぎなた 全国選抜中止に落胆、次へのステップアップと切り替える大分西高校
2020/03/03
- 春の全国大会
全国高校選抜大会のなぎなた女子団体、男女個人戦への出場が決まっていた大分西だが、新型コロナウイルスの感染拡大により中止が決まった。さらに部活動の中止も決まり、2月29日の練習を最後に当面は自宅での自主練習が続く。小野博美監督は「男子選手にとっては全国高体連(全国高等学校体育連盟)主催の唯一の全国大会だったので試合をさせたかった。女子も厳しかった九州大会でチーム一丸となって全国選抜を目指し、出場権を勝ち取ったのに…」と悔しさをにじませた。
男子個人の試合に出場する予定だった入江晃太と片田涼介の2年生ふたりは、昨年の全国高校選抜大会に初出場し、入江は準優勝し、片田は5位入賞と好成績を収めた。「今年は日本一を目指す」と練習に熱も入っていただけに落胆は大きい。同じく女子の団体、個人戦に出場する予定だった長野沙綾(2年)も「先週末に県外の強豪校と合宿し、対戦も決まっていたので作戦を練りながら練習していたのに残念。今も信じられない。急きょ大会が開催されるなんてことはありえないけど、そのために準備はしている」と受け止めきれずにいる。
個人、団体での出場が決まっていた長野沙綾