テニス女子 7人で全国選抜の切符を勝ち取った福徳学院
2020/02/24
- 春の全国大会
県高校新人大会で団体優勝し、九州地区大会では順位決定戦により5位に入賞。全国高校選抜大会に2年ぶり10回目の出場を決めた福徳学院。チームは現在7人の少数精鋭で、うち6人が1年生。経験値の少なさは否めないが「県大会も九州大会も、キャプテン以外は全員初めて。緊張はあったが、全国へのステップとしては上出来」と曜日崇監督。経験を重ねる上で内容のある大会になったと振り返る。チーム唯一の2年生でキャプテンの台百華を中心に、少人数だからこそ強固なチームワークで全国上位を目指している。
「まだまだボールが安定していない」(曜日監督)と、冬の練習で特に強化してきたのはボールコントロール。一球一球を確認しながら、丁寧に打ち込む。また、コートでの実践練習に加え、専属トレーナーの指導のもとで筋トレや走り込み、強化合宿など、体づくりも徹底。自主的に朝練にも取り組んでいて、全国に対する強い思いを胸に、地道な努力を重ねている。曜日監督は「全国で勝つためには走り負けないこと。走り負けなければ思うようなボールコントロールもできる。冬の努力が結果に表われることを期待したい」と語る。
全国選抜大会の目標はベスト8以上だが、一つ一つの試合を経験して成長を重ねている段階の彼女たちにとって、今はその過程が重要。「上位を目指して目標をクリアする。その達成感が自信につながっていくはず」と曜日監督が話すように、個々が設定した目標を目指す過程や、達成できたときの喜びが、次へのステップになっていく。
冬場は体力強化に重点を置いた福徳学院