テニス男子 大分舞鶴 全国選抜では前回の3位超えを目指す

2020/02/23
  • 春の全国大会

 県高校新人テニス競技大会で11年連続優勝。昨年11月に行われた九州地区大会では3位の成績を残した大分舞鶴。「今までにない良い仕上がりだったので、優勝できなかったのは悔しい」と、大園洋平監督をはじめ選手たちは、この結果に満足していない。今回の九州大会は地元大分での開催だったことや、3連覇というプレッシャーが想像以上に重くのしかかってしまったようだ。

 

 「『優勝したい』ではなく『優勝して当たり前』という強い気持ちをもってほしい」と大園監督。これは実力を過信するということではなく、どんな試合も自信をもって挑んでほしいという思いから。全国経験のある2年生も多く、技術や経験値は県内では飛び抜けている。個人戦でも優勝の期待がかかるキャプテンの太田翔(2年)をはじめ個人の能力の高さが光るが、先輩たちが築いてきた「団体で強い大分舞鶴」の伝統を守るべく、団体戦での勝利にこだわる。

 

 2年生が下級生を引っ張り、チームカラーでもある“ミスの少ないテニス”を展開できれば、おのずと攻撃にも積極的になれる。「まだ自信がないだけ。きっかけがあれば、攻撃的に勝てる力を持っている」(大園監督)。そのためには攻守ともラケットをしっかり振り抜くなど、基本をきっちりこなすことが重要。1人の自信をチーム内で連鎖させることで、勝利のタスキをつなぐ。

 

 今回の全国高校選抜大会について大園監督は「シードではない分プレッシャーもない。思い切って実力を発揮してくれることを楽しみにしている」と話し、挑戦者の気持ちでノーシードから日本一を目指す。

 

九州大会では3連覇は逃したが調子は上向き

 

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