ハンドボール女子 九州制覇した大分の次なる目標は、2年ぶりの日本一

2020/02/18
  • 春の全国大会

 3年ぶり3回目の九州選抜大会制覇を成し遂げ、3月の全国高校選抜大会(埼玉県、千葉県)への期待が高まる大分高校女子ハンドボール部。個の能力が高い3年生が抜けた新チームは、昨年11月の県高校新人大会決勝で鶴崎に敗れたが、そこからチームの結束力が高まった。滝元泰昭監督は「(県高校新人大会は)国体が終わり、新チーム移行への時間が少ない中での試合だった。課題が浮き彫りになり、チームの方向性が決まった」と振り返る。

 

 これまで選手の能力を生かした速攻を得意とするチームをつくってきたが、新チームではセットオフェンスを強化し、丁寧で的確なプレーを求めた。「パスをしっかりつなぎ、ミスを減らすことを心掛けた」とキャプテンの幡東妃美希(2年)。積極的にコミュニケーションを図り、会話を増やすことで「誰が、どんなプレーをしたいのか、これまで以上に分かるようになった」。組織力の高まりとともに、安定した試合運びができるようになった。

         

 全国高校選抜大会県予選では鶴崎にリベンジ。全国的にもレベルの高い九州地区予選では大勝する試合は少なかったが、危なげなく勝ち上がり優勝した。滝元監督は「勝因はミスが少なかったことだが、楽な試合なんてひとつもなかった」と話すが、全国選抜大会では2年ぶりの日本一への期待が膨らむ。チームの主力となる2年生は、中学の時に原川中で全国制覇を2度経験した選手たち。日本代表U-18の萩尾ほのか(2年)は、「高校でも日本一になりたい。自分たちのプレースタイルを出すことができれば不可能ではない」と力を込める。目標は日本一だ。

 

全国選抜では日本一を目指す

 

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