全国高校バスケットボール選手権大会・男子 別府溝部学園 大きく成長できた初の全国大会

2018/12/27
  • 冬の全国大会

全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)

1回戦

別府溝部学園80-77市川

2回戦

別府溝部学園58-65能代工業

 

 創部4年目の別府溝部学園は初めての全国挑戦で、確かな手応えと貴重な経験を得た。全国デビューとなった1回戦・市川(山梨)に勝利し、2回戦は古豪・能代工(秋田)と最後まで競り合ったが惜敗した。末宗直柔監督は自分自身に「力がないから負けた。今日も勝てた試合だった。負けたのは私の采配のせい」と厳しい評価を下したが、九州大会にも出たことのない経験値の少ないチームが全国の舞台で飛躍したのは確かだ。

 

 初戦の市川戦では、第1クオーターを31-13で終え幸先の良いスタートを切った。ゾーンとマンツーマンを使い分け、選手の集中力、体力が消耗する前に早いタイミングで交代する、いつもの溝部スタイルで勝負した。末宗監督は「これまで経験したことのない場所だったので、早いタイミングで選手交代をした」と、ベンチメンバー15人中13人を起用した。緊張が抜けず、シュート成功率は低かったが、この試合はセカンドチャンスをものにしたことが勝因だった。207㌢のフセイン(1年)がゴール下を制圧、オフェンスリバウンド17本を奪い、得点につなげた。第2、第3クオーターは速攻が決まり、大勝かと思われた最終クオーターに落とし穴があった。キャプテンの島袋琉太(3年)が「試合の流れが相手に変わった時に粘れなかった」と振り返ったように、攻撃のミスにより攻守が入れ替わるターンオーバーが増えた。最大18点差あったリードがなくなり、一度は逆転されたが、最後はフセインのリバウンドシュート、鳥生竜之介(3年)のジャンプシュートで逃げ切った。

 

初の全国大会は白星スタートとなった

 

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