冬の主役たち ラグビー 大分東明の大黒柱・平山風希(3年) 日本一への覚悟と挑戦 【大分県】

2024/12/20
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 日本一に向けて、並々ならぬ闘志を燃やしている―。全国高校ラグビー大会に出場する大分東明高校のプロップ・平山風希だ。

 県予選決勝は、大学受験のためチームの一員として戦えなかった。その日、試験を終えてバスで帰る途中に「勝ったぞ!」というLINE(ライン)が届いた。「優勝は間違いないと思っていたが、それでもホッとした」。仲間がつかんでくれた全国への切符に、感謝と安堵(あんど)、そして「今度は自分がチームに貢献する」という強い決意が生まれた。

 

 平山は入学当初から大柄な体格で、周囲を圧倒していた。身長175cm、体重115kg、その恵まれた体格を生かし、1年の冬にはスクラムの大黒柱である背番号「3」を背負うこととなった。得意なプレーは、強烈なコンタクトで相手を押し込むこと。しかし、全国の強豪校と戦ったとき、「このままでは通用しない」と痛感する。

 

 練習が終わった後も自主練習を欠かさず、筋力トレーニングにも精力的に取り組んだ。タックルのスキル、スクラムのセットアップ、ラインアウトやモールでの役割など、できること全ての質を高めた。ベンチプレスでは120kgを上げるほどの力強さを手に入れ、3年間で身長は180cmに伸び、体重も126kgまで増量。地道な努力が、確かな成長へとつながった。

 

練習から追い込み、フィジカル強度を上げる

 

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