冬の高校スポーツ全国大会 サッカー男子 14年ぶりの舞台で真価を問う大分鶴崎 【大分県】
2024/12/17
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14年ぶりの出場となる全国高校サッカー選手権大会に臨む大分鶴崎。選手たちは浮ついた気持ちを一切見せず、真剣なまなざしで大会への準備を進めている。チームを率いるキャプテンの志賀杏陸(3年)は「県代表として恥ずかしくない試合をしたい。自分たちのサッカーを出し切り、勝利をつかむ」と力強く語った。その表情には覚悟と責任感が宿る。
対戦相手が帝京大可児(岐阜県)に決まった翌日には、早速試合映像を集め、徹底した分析が始まった。先発メンバーだけでなく、ベンチメンバーを含めた選手一人一人の特徴を洗い出し、相手の強みと弱点を徹底的に研究。首藤謙二監督は「特徴のあるチームだからこそ、対策が立てやすい」と分析の手応えを語る。練習では、対戦相手の名前や特徴を具体的に挙げ、想定される状況を再現。選手たちは真剣な表情で対応策を体得し、ピッチ上での即応力を磨き上げている。
指揮官である首藤監督は大分鶴崎のOBで、高校1年と3年の時に全国選手権に出場した経験を持つ。「高校生にとって全国選手権は特別な舞台。その景色を見ることで、その後のサッカー観が変わる。だからこそ1試合でも多く戦わせたい」と熱い思いを口にする。この言葉はチーム全体に浸透しており、とりわけ今大会が最後となる3年生たちのモチベーションは格別だ。
全国選手権に向けて士気が高まる