冬の高校スポーツ全国大会 ラグビー 進化する大分東明が日本一を狙う 【大分県】
2024/12/11
- 冬の全国大会
全国大会の県予選が終わってからは、さらに追い込んだ。練習後のインターバル走は体力向上とともに、決勝までの5試合を想定して、試合後のリカバリー能力を上げるためだった。キャプテンの石川波潤(3年)は、「この1カ月は、どこよりも走り込んだ。苦しい練習を乗り越えたことが全国での結果につながる」と信じている。
個の強さを高めることに特化し、手応えをつかんだ。ここから3週間はチーム戦術を落とし込む。白田監督は「ベースとなる運び方はあるので、個の力をチームにつなげる形をつくる。全国で勝つための確率を上げるために彩りをつける作業に入る」と一気に全国大会仕様に切り替えるつもりだ。「最後は3年生のまとまり。勝ちたい思い、本気で優勝したい思いがチームに浸透できれば結果は出る。高校スポーツは、そこが原点となる」。日頃から精一杯やってきたことを認めつつ、最上級生のさらなる奮起を求めた。
九州、全国で結果を出したメンバーたち
(柚野真也)