県高校駅伝競走大会 男子 追走及ばず藤蔭が3年連続準優勝 【大分県】
2024/11/02
- 冬の全国大会
努力は裏切らなかった。走り込んだ距離は記録に直結し、大会の2週間前の記録会では、ほぼ全員が自己ベストを更新した。今大会では鬼門となる1区(10km)3区(8.1075km)、4区(8.0875km)の長距離区間で先頭を走る大分東明に差を広げられたが、河津監督は「最後まで諦めない走りを見せてくれた。持てる力を発揮してくれた」といたわった。
キャプテンの大蔵一樹(3年)は「結果は悔しいが、全員が前向きに走ることができた。個人としては楽しむことができたし、九州大会に勢いをもたらす走りができた」と振り返る。本来は陸上トラック種目の3000m障害を専門とするが、仲間とタスキをつなぐ駅伝を、競技生活最後の大会と決めて臨んだ。九州高校駅伝は大学受験の日程と重なり出場できないが、「最高の走りをして、藤蔭の歴史を変える挑戦をしてほしい」と後輩への期待を口にした。
九州大会に勢いをもたらす走りができたと語った大蔵一樹
(柚野真也)