春の高校バレー県予選特集 女子(4)国東 着実にチーム力を上げ復調 【大分県】

2024/10/12
  • 冬の全国大会

 現在24連覇中の東九州龍谷。今夏の全国高校総体では3位となるなど揺るぎない「1強体制」が続いているが、ライバルたちが着々と覇権奪回の準備を整えているのも事実。26日から始まる春の高校バレー県予選を前に、注目校を紹介する。最後は第4シードとなり、復調の兆しが見える国東。

 

 全九州総合選手権大会県予選で4位、県高校総体で3位と徐々に調子を上げている国東。9月の天皇杯・皇后杯全日本選手権大会九州ブロックラウンドでは初戦敗退となったが、辻郁徳監督に焦りはない。「今回の結果は想定内。疲労がたまって、普段通りの力が出せなかった。春の高校バレーを前に、下級生の良い経験になった」と話し、照準はあくまで春の高校バレー県予選に合わせている。

 

 チームを支えるのはキャプテンの佐藤栞菜をはじめとした3年生だが、1、2年生にも勢いがある。最近の注目株は成長著しい黒木春奈(1年)。本格的にバレーボールを始めてまだ半年ほどだが、ジャンプ力があり、手首のスナップも強い。性格も素直で教えられたことをグングン吸収し、次のエース候補として期待が高まっている。他にもサーブレシーブに定評がある安達鈴奈(2年)、力強いプレーでチームを活気づける高橋愛海(同)など今後が楽しみな選手が多い。

 

チームを引っ張る佐藤栞菜

 

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