春の高校バレー県予選特集 女子(3)大分商業 全国舞台を経験し、レベルアップ 【大分県】

2024/10/10
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  • 冬の全国大会

 チームをけん引するのは3年生だが、入学後即戦力となった1年生2人の存在も大きい。昨年の全国都道府県対抗中学大会で忠願寺莉桜(東龍1年)とWエースを務めた安藤美空、パワーヒッターとして頭角を現している小田原明日香はどちらも全国高校総体、大学巡りなどを経て、周囲が驚くほどの成長を遂げている。他にも伸び盛りの学生が多数在籍しており、選手層は例年にも増して厚い。

 

 春の高校バレー県予選の目標はもちろん優勝。徹底した攻めのスタイルで女王・東龍に立ち向かう心づもりだ。「東龍は全てにおいて格上。守っても仕方ない。攻めのバレーを展開し、1点取られたら3点取り返す、そんな気概でやる。攻めて負ければ悔いは残らない」と森監督。そんな思いを受け、選手たちも気合十分。キャプテンの山田茉莉衣(3年)は「初めて全国高校総体に出場し、負けて悔しい思いが残った。春高県予選で必ず優勝して、もう一度全国の舞台に立ちたい。東龍には勢いがあるが、私たちもレシーブ力など着実に伸びている。最後までボールをつなぎ、必ず勝つ」。ウイングスパイカーの野中美空(3年)は「春高は3年にとって集大成となる大会。今まで支えてくれた人に恩返しするためにも、絶対全国へ行く」と強気の姿勢で2度目の全国出場を狙う。

 全国を経験して一回り成長した大分商業。打倒・東龍の準備は着々と整いつつある。

 

「全国舞台への思いが強くなった」と語る山田茉莉衣

 

 

(甲斐理恵)

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