全国高校サッカー選手権県予選前企画(5) 中津東 ハマれば一気に頂点にたどり着く爆発力あり 【大分県】
2024/09/19
- 冬の全国大会
高校サッカーの集大成となる全国高校選手権県予選の季節がやってきた。今年は36校が出場し、10月19日から1回戦が行われる。今大会も群雄割拠の様相を呈している。果たして、出場権を勝ち取るのはどこか。ここではシード4校を中心に有力校を網羅。第5回は3年ぶりの優勝を目指す第3シードの中津東を紹介する。
ピッチを3分割して、それぞれのゾーンにボールが運ばれたときの守備対応を明確にして、狙いとする守備でボールを奪い、攻撃はシンプルにスペースを突く。言葉にすれば簡単だが、攻守とも戦術はち密に練られ、ポジショニングや球際、切り替えで負けないハードワークも求められる。
ひと夏を越えて成熟度は上がり、高円宮杯JFA U-18 OFAリーグ(1部)の後半戦では大分鶴崎に0-1で惜敗したが、柳ケ浦とはスコアレスドロー、日本文理大学付属には6−2、大分南には5-3で勝利している。首藤啓文監督は「やっているサッカーがハマったときの爆発力はあるが、失点の多さが気になる。トライ&エラーで経験を高めたい」と語るが、口ぶりに充実感が漂う。