全国高校サッカー選手権県予選前企画(2) 大分鶴崎 鬼門の「鶴崎対決」を制し、優勝狙う 【大分県】
2024/09/15
- 冬の全国大会
高校サッカーの集大成となる全国高校選手権県予選の季節がやってきた。今年は36校が出場し、10月19日から1回戦が行われる。今大会も群雄割拠の様相を呈している。果たして、出場権を勝ち取るのはどこか。ここではシード4校を中心に有力校を網羅。第2回は前評判の高い大分鶴崎を紹介する。
昨年の全国選手権県予選は優勝候補の筆頭であったが準決勝敗退。新チームになって核となる選手は抜けたが、メンバーの大半が現3年生であったことから戦力を維持した状態でスタートした。ボールを保持して、主導権を握るスタイルは不変。キャプテンのMF志賀杏陸(3年)は「ただパスを回すだけでなく、長短のパスを使い分け、ゴールに迫れるようになった」と胸を張る。
夏休みは県外の強豪校と数多く対戦し、勝ち越すことで自信を深めた。首藤謙二監督は「3年生は自分たちがチームを引っ張る覚悟ができた。技術面では自然に数的有利を作れているのはすごいことだが、意図的に全員が同じ意識を持って狙えるようになれば、さらに上のレベルに到達できる」と期待する。