冬の主役たち(2) 弓道女子 当たる再現性を手にした吉海詩七(日田2年) 【大分県】

2023/12/10
  • 冬の全国大会

 年末年始に開催される冬の高校スポーツ全国大会。県代表として出場する高校から、注目が集まる選手個人をピックアップした。

 

 「今年の日田は強い!」と他校の監督らに言わしめるほど弓道女子の選手層が厚い。その中で伸び盛りの選手がいる。全国高校選抜大会で個人、団体の2種目に出場する吉海詩七(2年)だ。弓道を始めて2年にも満たないが、自他ともに求める負けず嫌いが向上心に火を付け、才能が開花し始めた。

 

 小学1年から中学3年までバドミントン一筋だったが、「もうバドミントンはお腹いっぱいだった」と新たなチャレンジを探していた。高校に入学して間もなく、部活見学で弓道部に行き、「はかま姿で矢を射る先輩の姿に憧れた」。すぐに入部を決めたが、芽が出るまでには時間がかかった。同級生には今夏の全国高校総体にメンバー入りした選手もいて、10月の県高校新人大会でも思うような結果を出せずにいたが、吉海は悔しさを飛躍の原動力にした。

 

個人、団体戦に出場する吉海詩七

 

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