冬の全国大会特集(2) サッカー女子 柳ケ浦 4年連続出場、8強入りが最低限の目標 【大分県】

2023/11/28
  • 冬の全国大会

 一人一人がピッチ内外で自分を律し、チームのためにできることを考えるようになってからは、徐々に結果がついてくるようになる。鹿児島国体には多くの選手が県選抜に選ばれ、九州代表として初めて皇后杯に出場し、全国舞台を数々と経験した。プレースタイルはボール保持をベースに、堅実な守備と縦に速い攻撃を特徴とする。守備を統率する重松、点取り屋の松岡優空(3年)が攻守の軸となる。

 

 全日本選手権に向けて、九州予選の悔しい経験が肥やしとなった。3年生を中心にチームがまとまり、練習から「集中しろ」「最後まで気を抜くな」と声が出る。程よい緊張感があり、選手一人ひとりから「勝ちたい思い」が伝わってくる。柳ケ浦初のベスト8進出が最低限の目標だが、松岡は「もう悔しい思いをしたくない。入学したときに同級生みんなで誓った日本一を目指したい。チームとしてチャンスを作れているので、あとは決定力。そこは自分の仕事なので得点することにこだわりたい」と意気込みを語った。

 大会は12月30日から兵庫県の三木総合防災公園などで開催される。柳ケ浦はいぶきの森球技場で霞ヶ浦(茨城)と1回戦を戦う。

 

ベスト8進出が最低限の目標となる

 

 

(柚野真也)

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