冬の全国大会特集(2) サッカー女子 柳ケ浦 4年連続出場、8強入りが最低限の目標 【大分県】

2023/11/28
  • 冬の全国大会

 全日本高校女子サッカー選手権に4年連続8回目の出場となる柳ケ浦。九州予選では準決勝で優勝した東海大福岡に試合終了間際に同点とされ、PK戦の末に敗れた。敗戦を引きずり、3位決定戦にも敗れ、九州4位として出場権を獲得した。林和志監督は「(準決勝の試合では)24本のシュートを放ち、相手のシュート数を4本に抑えるなど優位に試合を進めていた。チーム全体に勝てるだろうという雰囲気ができ、一瞬の隙を突かれて。試合は終了するまで何が起きるか分からないということを学んだと思う。いい薬になった」と唇をかんだ。

 

 今年のチームは立ち上げ当初、方向性が定まらず一体感に欠けた。チームの決まり事を守れず試合に出られない選手や体調不良者が続出するなど、ベストメンバーが組めずに結果を出せない期間が続いた。苦しい状況が続いた中、キャプテンの重松日菜(3年)を中心に何度も選手だけのミーティングを開き、意見を交わした。サッカーに対する姿勢、練習の心構え、寮での生活態度などを見直し、「人間力を高めることが勝利につながる」をコンセプトとした。

 

守備陣を統率する重松日菜

 

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