グッドルーザー(3) バレーボール女子 大分商業 10年連続で絶対王者に阻まれる 【大分県】

2023/11/19
  • 冬の全国大会

第76回全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)県代表決定戦

11月12日 サイクルショップコダマ大洲アリーナ

女子決勝                             

大分商業0(20-25、10-25、10-25)3東九州龍谷

 

 東九州龍谷(東龍)の「2番手」に甘んじてきた大分商業だが、今年は最強の挑戦者として臨んだ。昨年の春の高校バレー県予選決勝では敗れはしたものの、8年ぶりにセットを先取した。今年は5月の全九州総合選手権で3位、9月の天皇・皇后杯九州ブロックで強豪相手に互角の戦いを演じてみせるなど九州でもその力を示した。だからこそ、春の高校バレー出場への思いは例年にも増して強かった。

 

 10年連続で東龍と対峙した決勝の舞台。第1セット中盤まではこれ以上ないほど順調だった。リードする展開が続き、勢いも十分。最終的にセットは失ったものの、「勝てるかもしれない」と期待が生まれた。しかし、絶対王者は甘くない。第2セット序盤で、高さのない前衛のローテーションの弱点を突かれた。立て直しができないまま2セット、3セットを落とし、ストレート負け。森栄一郎監督が「東龍との大きな差は粘り通せるかどうか。うちは(1セット目のような接戦となった場面の)終盤や一旦つまずくとそこから崩れてしまう」と話したように、技術だけでなく、メンタルの弱さも勝敗を分ける結果となった。

 

攻守の要としてチームを引っ張った猪原悠莉明

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