春の高校バレー県予選前特集 男子(4) 全国で勝てるチームづくりでベースアップした大分南 【大分県】

2023/11/02
  • 冬の全国大会

 柿原監督が「3年生が成熟しているは当たり前。1、2年生がどれだけリーダシップを発揮できるか、3年生に頼らず力を出せるかがポイントとなる」と話すように、下級生の台頭も著しい。現在のレギュラー陣を脅かすような選手も育っており、選手層はますます厚くなっている。学年問わずのレギュラー争いはチーム内に良い緊張感を生み、さらなる変化、進化を期待させる。

 

 昨年、一昨年と優勝を逃している3年生の思いは強い。1年時からチームをけん引してきたキャプテンの嵯峨慎人(3年)は「ずっと大分南が勝つといわれてきたが、(昨年の春の高校バレー予選は)慢心、過信で負けた。全国で戦うチームをつくってきたので、一つ一つのプレーを大切にして、必ず勝つ」、前畠怜和(同)は「最後の大会という意識はない。全国を見据えている。難しいトスが上がってくるポジションなのでしっかり打ち、ディグなどディフェンス面も貢献したい」と迷いなく話す。

 他校も打倒・大分南を掲げて食らい付いてくるため油断はできない。まずは県予選を確実に勝ち抜き、その先にある全国での躍進を目指す。

 

3年ぶりの春の高校バレー出場を目指す

 

 

(甲斐理恵)

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