春の高校バレー県予選前特集 男子(4) 全国で勝てるチームづくりでベースアップした大分南 【大分県】

2023/11/02
  • 冬の全国大会

 全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)の県予選が間もなく始まる。男子は17チームが参加、ここではシード4校を紹介し、大会の戦い方を展望する。第4回は全国高校総体に出場した大分南、優勝候補の筆頭として今大会に臨む。

 

 県高校総体で連覇を達成し、その勢いのまま春の高校バレー県予選優勝を目指す大分南。全国高校総体で得た自信と課題に取り組み、着実な成長を遂げている。

 今年のチームは1年から3年まで中学時に県選抜チームを経験した選手が揃う。実力は県内トップクラスだが、慢心することはない。柿原茂徳監督は「全国では通用しない。それが何かひとつではなく、全てをレベルアップする必要がある」と厳しい言葉を紡ぐ。足りないものを明確にするために県外の強豪校との練習試合などを通じて、自分たちの弱さ、もろさと向き合ってきた。

 

 成果は着実に現れており、選手一人一人が「何をすべきか」考えながらプレーできるまでに成長。今は考えを形にするための実践的な練習に取り組んでいる。「例えば、ジャンピングサーブ。大きな武器になると分かっていても、なかなか使えない。頭で理解していることがどれだけプレーに移せるか。今はその精度を高める段階にきている」(柿原監督)。県で優勝できるチームから、全国で躍進できるチームへ―。柿原監督の言葉からは意識の高さが伝わってくる。

 

仕上がり順調な大分南

 

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