鶴崎工業高校 高橋蓮 松田監督とともに築いた堅守速攻という鶴工スタイル
2017/11/17
- 冬の全国大会
高校3年間、部活動に励み、精一杯の努力を続けた3年生。それぞれの競技で高校最後の晴れ舞台を目指し、県予選を戦った。一つひとつのプレーに歓声がわき、ゲームセットで悲鳴のような歓声がわく。ここでは敗者が多数だ。全国大会への切符を手にするまでの道は険しい。負けて涙を流す者、全てを出し切り笑顔を見せる者。そんな3年生の姿を追った。
鶴崎工業高校サッカー部
高橋蓮
ポジション:GK
学年:3年
身長・体重:174cm・62kg
出身中学校:明野中学校
鶴崎工業の守護神として、全国高校サッカー選手権大会大分県大会でも好セーブを連発した頼れるキャプテン。ゴール前で繰り広げられるピンチの場面を守り抜くたびに、ベンチやスタンドから歓声がわき上がる。今大会の活躍について、松田雄一監督も高く評価した。チームを鼓舞し、後ろから誰よりも大きな声でチームメートを励まし、決勝の舞台まで導いてきた。
「僕たちが1年生の時はチームとしてまとまっていなかった。でも松田監督が指導してくれるようになってからは、チームとして一つになれた」と高校3年間を振り返る。就任2年目となる松田監督のサッカーは“堅守速攻”。そのために、まず走り込みを強化。その指導は決して優しいものではなかったが、厳しい練習の積み重ねのおかげで、全員が強い気持ちで試合に臨めるようになった。同時に仲間意識やチームワークがより強固なものとなり、チーム力も向上した。辛かった練習も結果が出てくると苦ではなくなった。
頼れるキャプテンとしてチームを引っ張った