冬の主役たち(1) バスケットボール 後藤有輝(別府溝部学園3年)& 梶西未知(大分3年)がチームを勝利に導く 【大分県】

2022/12/21
  • 冬の全国大会

 全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)に出場する男女県代表の注目選手が、大一番に向けて調子を上げている。別府溝部学園のキャプテンとしてチームを引っ張る後藤有輝(3年)と大分の司令塔として試合を組み立てる梶西未知(同)だ。

 

 「この大会で本格的にバスケをするのが最後になる。後悔のないプレーをして、見ている人に感動を与えたい」

 後藤は2度目のウインターカップへの思いを語った。身長170cmはセカンドガードとしては小柄だが、全身からみなぎる力強さとアグレッシブなプレーでチームに勇気を与える。釜坂遼アシスタントコーチは「『男』でなく『漢』という漢字がピタリとくる選手。熱いプレーは見ていて頼もしい」と評する。

 

 県外から選手が集まるチームにあって、県内選手としての思いは強い。「大分出身の選手としてメンバーに入り、試合に出て活躍したい。そんな思いで練習をしてきた。あっという間の3年間だったけど、溝部学園でプレーできたことを誇りに思う」と歩んできた日々に思いをはせた。

 

 昨年のウインターカップは自身初の全国の舞台だった。「これまで経験した大会とは全く別物。空気が違った」と振り返る。今年は「あの空間で思い切りバスケを楽しみ、溝部学園の名前を全国にアピールしたい」と、過去最高のベスト8の高みへ決意を語った。

 

後悔のないプレーをしたいと語った後藤有輝

 

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