全国高校サッカー選手権県予選前企画(2) 大分 全国レベルのチームに圧勝し、勢いに乗る

2022/09/13
  • 冬の全国大会

 ここ2年の全国高校選手権の県予選や県高校総体などで優勝できなかった大会では、守備的なチームに対して攻撃が前がかりになり、カウンターから失点することや守り切られPKで悔し涙を流すことがあった。「攻撃している時のリスク管理の徹底」(小野監督)を図り、攻守のカギを握る中盤の構成を再構築した。吉川獅子心、渕野翔多、青山京志郎の3年生のトライアングルは戦況に応じて流動的にポジションを入れ替え、試合を組み立てる。膠着(こうちゃく)した試合を打開するセットプレーの精度も高まり、隙は限りなく少なくなっている。

 

 3年ぶりの全国高校選手権に向けて、課題は整理され、チームの状態は良好だ。キャプテンの吉川は、「試合後に反省と課題をチームで共有することで、まとまりができている」と手応えを口にする。攻守で圧倒し、頂点を目指す。

 

3年ぶりの優勝に向けて結束力が重要となる

 

 

(柚野真也)

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