全国高校駅伝 大分東明の男子が過去最高タイの4位、女子は17位でフィニッシュ

2021/12/27
  • 冬の全国大会

 4区以降は表彰台を目指し、「ほぼ狙い通りの展開。ノーミスでつなげた」と井上監督。それでも今年の男子のレベルは高く、最終7区は5位からのスタートとなった。1年の松井一は、一時は6位に順位を落としたが、焦りはなかった。「(離されずに)ついていけばいい。ラストで勝負できると思っていた」と競技場に入るまで勝負を控えた。トラックに入るとぐんぐんスピードを上げ、最後の直線でさらにスピードを上げて、4位でフィニッシュ。「3位以内を狙っていたので悔しい」と泣き崩れたが、ゴールで待っていたキャプテンの柴戸は「最後の最後に根性を見せてくれた。ありがとう」と抱きしめた。井上監督は「最後にドラマが待っていた。表彰台は逃したが、すがすがしい4位だった」と感慨深げに振り返った。

 

 女子は選手層が薄く、厳しいレース展開を強いられたが、1区の竹原さくら(3年)、2区の多田妃奈(2年)が流れをつくり、15位まで順位を上げた。3、4区で追い上げられ24位に順位を落としたが、最後はスーサン・カモソ(同)が区間3位の力走で17位まで順位を上げてゴールした。井上監督は「少ない人数で粘り強く走った」と評価した。

 

苦しみながらも、17位と結果を出した大分東明女子

 

 

(柚野真也)

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