冬の全国大会特集 サッカー男子 ドリブルを織り交ぜた中津東スタイルで勝ち上がる

2021/12/01
  • 冬の全国大会

年末年始に幕を開ける冬の全国大会。

激しい予選を勝ち抜いた各競技の県代表を紹介し、大会を展望する。

今年度の総決算を見逃すな。

 

ベスト8入り達成のためのポイント

・懸命にプレーをする

・感謝の気持ちを忘れない

・楽しんで自分たちのプレーをする

 

 7年ぶりに全国高校サッカー選手権大会に出場する中津東。パスサッカーを目指すチームが多い中、ドリブルを織り交ぜたスタイルで県王者に輝いた。4月に赴任した首藤啓文監督が最初に着手したことは、チームの再構築だった。「お互いの感性をすり合わせ、緩急のあるドリブルを生かすためにチームとしての方向性を整理した」。自由気ままに攻撃していた選手に約束事として、ドリブルを仕掛けるタイミングと状況判断をすり込み、選手を配置転換して持ち味を引き出した。

 

 6月の県高校総体で準決勝まで勝ち上がり、自信を得たチームは、夏場には県内の強豪校との練習試合で自分たちのスタイルを確立した。

 中盤の右に配置された国広雄陽(3年)は、ぬらりぬらりと独特のリズムで相手の動きと逆方をつくドリブルで決定機をつくる。さらに中央に切り込み、自らシュートも打てるのは右サイドの太田華憂(同)も同じ。両翼が攻撃の起点となり、前線やボランチの選手とのコンビネーションで相手守備網を崩す形を磨いた。

 

攻撃の核となる国広雄陽

 

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