大分舞鶴高校 「自分たちのバスケをすれば勝てる」常勝チームの確固たる思い

2017/09/25
  • 冬の全国大会

バスケットボール男子 ウインターカップ県予選特集(4)

 

 全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会(通称ウインターカップ)の県予選特集の最後は大分舞鶴。県内最高のタレントを誇り、県内最強チームとして君臨する。ウインターカップ3年連続出場は目標ではなく、ノルマとなっている。

 

第1シード 大分舞鶴高校

 

部員22人(うち3年生5人)

 

 ウインターカップ3年連続出場を目指す大分舞鶴が、優勝候補大本命であることは揺るぎない。今夏のインターハイに出場した主力メンバーの2年生が、そのままチームの主軸となっている。全国大会に出場したことで経験値も上がり、どんな試合状況になっても動じることはない。もともと2年生の主力は中学時代に全国3位を勝ち取った強者たち。高校に入ってからの成長は右肩上がりの勢いがある。

 

 打倒舞鶴に燃える各チームは、あの手この手で揺さぶりをかけてくるが、常勝チームは動じない。チームには「やるべきことをやれば勝てる。どんなに苦しい展開になっても最後に1点リードしていればいい」という確固たる思いがある。勝てると信じる人間は、どんな状況になろうと自分のすべきことができる。重圧、ハンディ、逆風でも平然とプレーできる。それが常勝チームと呼ばれる所以(ゆえん)だ。

 

 インターハイ以降はディフェンスの強化を図った。新キャプテンの山崎蒔志(2年)は、「昨年のチームの方がディフェンスに激しさがあり徹底していた。あのチームを上回るチームになりたい。そのためにリバウンド、ルーズボールを積極的に奪いたい」と話す。

 

 今大会は、急成長中の新鋭・別府溝部学園と藤蔭の勝者と初戦で対戦し、準決勝では順当に勝ち上がれば古豪・日田が相手だ。調整できる試合は1試合もない。さらに試合前々日まで学校の中間考査があり、コンディションに不安を抱える。ただ、これらの不安要素も常勝チームには程よい障害なのかもしれない。

 

キャプテンとしてチームを引っ張る山崎蒔志(2年)

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