バスケットボール ウインターカップ県予選 男子は別府溝部学園が2年ぶり3度目の優勝

2021/11/05
  • 冬の全国大会

第74回全国高校バスケットボール選手権大会県予選

10月31日 大分舞鶴高校体育館

男子 決勝

別府溝部学園107―58大分上野丘

 

 全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ)県予選大会の男子は、順当にシード校が4強入り。その中でも高さ、パワー、スピードで圧倒し、全試合を100点ゲームで勝利した別府溝部学園が、2年ぶりに冬の県王者に輝いた。

 

 大分上野丘との決勝戦は、2メートルを超えるコンゴからの留学生2人の高さを生かした。着実に点を重ね、リバウンドを制しただけでなく、ダニエルスジャー淳輝(3年)を筆頭に、全員が最後まで攻めの姿勢を緩めなかった。第1クオーター(Q)までは20-11と点差こそ開かなかったが、第2Q以降はディフェンスが機能し始め、次々と守備から速攻が決まり点差を広げた。「今年の強みは誰を出しても同じレベルの試合ができること。安心して見ていられるチーム」と末宗直柔監督が評する通り、メンバーチェンジを繰り返しても一人一人が自分の与えられた役割を果たした。要所でセットプレーも機能し、勝利を呼び込んだ。

 

 「(この2年間弱)悔しい思いを続けてきたのでほっとしている」。げきを飛ばし続けた末宗監督に笑顔がこぼれた。2020年の県高校総体以来、優勝が遠のいていたが、コロナ禍で思うような練習ができなかったからこそチームワークが醸成されたという。特にウインターカップを知る3年生が一つになって後輩たちを牽引(けんいん)したことで、チーム力が高まったのも勝因だ。「私の思いは、しっかり伝える時間が増えたことで選手たちに浸透していたが、3年生がフォローしてくれた結果」と末宗監督。辛い時期も「ウインターカップのメーンコートで試合をする」と目標を掲げ、気持ちを奮い立たせた。全国への再挑戦はこれから始まる。

 

守備から速攻につなげた別府溝部学園

 

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