春の高校バレー県予選企画 男子(2) 別府鶴見丘 王者奪還に闘志を燃やす

2021/10/29
  • 冬の全国大会

 県高校総体以降、「考えること」と「思いを伝えること」を課題に上げ、練習に取り組んできた。自分の頭で考え、導き出した思いを伝え合う。それにより、やるべきことが明確になってミスも減少。チームは大きく成長したという。「まだ100パーセントではないが着実に前進している」と舞監督。河野も「コロナで練習試合ができない間も、自分たちに足りないものを見つけ、質を上げる練習を考えてきた。体以上に頭を動かした」と自信をのぞかせる。絶対エース・安部竜乃介(3年)の攻撃力が注目されがちだが、サーブもブロックもディグ(スパイクレシーブ)も精度を上げている。各選手の“伸び”は言わずもがなだ。

 

 熱気がこもる体育館には頻繁に舞監督の叱咤(しった)の声が響く。選手たちはその言葉一つ一つに向き合い、問い掛けに“考えて”答え、導き出した“思い”を口にする。ストイックな練習は覚悟の現れだ。絶対に負けられない戦いにチーム一丸となって挑む。

 

2年ぶりの春の高校バレー出場を目指す

 

 

(甲斐理恵)

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