春の高校バレー県予選企画 女子(2) 大分商業 3年の月日を積み重ねた集大成のチームが頂点を狙う

2021/10/10
  • 冬の全国大会

 高校バレーボールの集大成の舞台である「春の高校バレー」の季節がやってきた。今月30日から県予選がスタートし、全国への出場権を懸けた熱い戦いが続く。ここでは有力校の現状と今大会の注目選手をピックアップする。

 

 10年近く、東九州龍谷(東龍)対大分商業の決勝のカードは変わっていない。そして、大分商業は何度も王者の前で悔し涙を流してきた。「今年こそはの思いは強い」と語るのはエースであり、キャプテンの嵯峨暖菜(3年)。身長170センチ、最高到達点298センチは県内トップクラス。抜群の跳躍力から打ち抜くスパイクと変化の読みにくい強烈なジャンプサーブで得点を量産する。彼女が入学したときに強化3カ年計画が始まり、今年が集大成の年となる。

 

 嵯峨と秦佳叶(同)は1年生の頃からコートに立ち、三浦華(同)は昨年の春の高校バレー県予選から正セッターとして試合に出続けて経験を積んだ。森栄一郎監督は「東龍に勝つためには単年度で勝負できない。これまでの上級生が我慢してくれたから今がある。だからこそ結果で恩返ししなければいけない」と事あるごとに選手に伝えてきた。

 

チームの雰囲気は良く、仕上がりも良い

 

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