全国高校サッカー選手権県予選前企画(4) 鶴崎工業 決定力と結束力で次こそはトップを目指す

2021/09/28
  • 冬の全国大会

 全国高校サッカー選手権大会の県予選開幕前企画として注目校を紹介する。第4回は第2シードの鶴崎工業。2月の県高校新人大会と6月の県高校総体でともに準優勝、頂点まであと一歩と迫っている。

 

 安定した力を発揮できているともいえるが、「最後に勝ちきれないところが課題」と有田利広監督。県高校新人大会と県高校総体では日替わりのヒーローがチームを勝利に導いたが、一方で絶対的なストライカーがいないことが決定力不足を招いた。6月の県高校総体後は「高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ2021 OFAリーグ1部」や紅白戦を通して、課題を見つけ、攻撃の形を見直し、精度を高めた。

 

 攻撃の核となるのがMF幸優成(3年)。選手層の厚い鶴崎工業において、1年生の頃から試合に出て、経験を積んだ。「ウチの攻撃の全権を担う」と有田監督も絶大の信頼を寄せるが、それだけに他校からのマークも厳しく、これまでは思うようなプレーができなかった。「僕にマークが集まるということは他がフリーになる。そこをうまく使いたい。準優勝はもうたくさん。優勝以外は考えられない」と最後の大会に懸ける思いは強く、「サイドチェンジやドリブル突破で局面を打開するプレーをしたい」と試合プランを練っている。

 

堅守が安定感をもたらす鶴崎工業

 

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