大分上野丘高校 オフェンス力と伸びしろで勝負

2017/09/22
  • 冬の全国大会

バスケットボール男子 ウインターカップ県予選特集(2)

 

高校3年生にとって最後の大会となる全国高等学校バスケットボール選手権大会、通称ウインターカップの出場権を懸けた2次予選が30日から始まる。優勝候補となるシード4校を4回に分けて紹介する。

 

第3シード 大分上野丘高校

 

部員25人

 

 3年生が全員引退し、1、2年生のみの新チームとなった。3年生には身長180㎝を越える選手がいたが、新チームの平均身長は約175㎝と決して高くはない。リバウンドなど高さに課題は残るが、シュートが上手くオフェンス力は高い。9月の全日本バスケットボール選手権大会1次ラウンドでは、敗れはしたが社会人チーム相手に83点取ったことは自信となっている。点を取り合う展開になれば十分勝機はある。

 

 今村泰三監督は「他校と比べて練習量は不足しているが、短い時間の中で集中した練習ができている。絶対的なエースがいないし、有力なガードもいないが、それは伸びしろがあるということでもある。基本的にシュートが上手く攻撃型のチームなので、体を張ってリバウンドしたり、スクリーンを有効に使ってシュートチャンスを引き出したりして弱いところを補っていきたい。これにディフェンス力がついていけば勝負ができる」と新チームの可能性を語った。

 

 県内随一の進学校であるため有力選手をスカウトすることはできない。しかし、ベスト4の常連校になれば自ずと大分大学附属中学や別府北部中学など県内の強豪中学から力のある選手が集まってくるようになる。今後の強化を図るためにもベスト4の地位は何としてでも死守し、さらにその上を狙いたいところだ。他チームは3年生が残る中、新チームがどこまで躍進できるか、注目が集まる。

 

シュートを主体とした練習が多く、攻撃力に磨きをかける

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