敗者の涙① 全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ)男子県予選 別府溝部学園 2年間の県内無敗記録の終わり

2020/11/02
  • 冬の全国大会

 2018年の全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)初出場以降、県内の主な公式大会で負けなしの別府溝部学園がウインターカップ県予選準決勝で敗れた。終了のブザーが鳴ると同時に選手はうなだれ、涙した。「打倒・溝部学園」を掲げる全てのチームを迎え撃ってきた2年間。追われる立場となったプレッシャーは計り知れず、頂点に立った者だけが感じる苦悩や葛藤があったことだろう。

 

 ウインターカップ県予選の柳ケ浦との試合は、事実上の決勝戦と言っても過言ではない白熱した展開。攻守の入れ替わりがスピーディーなトランジションゲーム、正確なシュート、ルーズボールへの執念―。バスケットボールの面白さを集約したような試合は、両者一歩も譲らずシーソーゲームが続いた。「うちにもう一度流れがきていれば展開は変わっていたはず」と末宗直柔監督。第1クオーター(Q)終了時点で11点差を追う展開となるも、第2Qで逆転し、第3Qで7点差リードしたが、最終Qで逆転を許してからギアが上がらず、最後まで追いつくことができなかった。

 

準決勝で敗れた別府溝部学園

 

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