春の高校バレー女子県予選特集② 1、2年の成長力に3年の包容力を加え、総力戦で挑む大分商業

2020/10/19
  • 冬の全国大会

 前大会で東九州龍谷(東龍)が日本一を飾った全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)の女子県予選が24日からはじまる。今年は新型コロナウイルスの影響により新チームとなってから真剣勝負の場は少なく、対戦データのない一発勝負となる。第2回は県予選決勝で“6年連続”で東龍に挑み、涙を飲んできた大分商業。

 

 今年こそはと意気込んでいるが、1、2年生中心の若いチームにとって、コロナウイルスによる部活動休止の影響は少なくない。「時間が足りない。1年生は(高校入学後に)公式戦を経験していない選手もいる」(森栄一郎監督)。現在は少しでも試合経験値を上げるため、コロナウイルスに配慮しながらも、遠征や練習試合を積極的に行っているという。

 

 経験不足を除けば、けが人もなく、チームの状態はいい。大分商業の持ち味であるレシーブは例年にも増してさえて、独自開催となった7月の県高校総体でもライバルの臼杵を押さえ込んだ。どんなトスにでも対応する嵯峨暖菜(2年)は絶対的エースとなり、県高校新人大会、県高校総体で活躍したサイドの古川秀花(2年)など攻撃力も向上した

  

持ち味の守備力に攻撃力も加わった

 

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