
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)が、いよいよ開幕する。女子は今月24日から、男子は同31日から始まり、男女共に11月8日決勝戦が行われる。今大会の注目選手を紹介するとともに、ライバルとなる他校の気になる選手を聞いた。
羽田野拓実(大分南3年)
アウトサイドヒッター、2002年6月18日、178cm、70kg、緒方中学出身
1年の頃から主力として全国高校総体(インターハイ)に出場し、2年時には春の高校バレーを経験した。派手さはないが苦手なプレーもなく、総合力の高い選手。常に冷静で客観的に判断でき、キャプテンとしてチームをまとめる。今大会は連覇が懸かるが「追われる立場と思っていない。県新人大会、県総体で自分たちの弱さを知った。挑む意識の方が強い」と自分たちの立ち位置を過大評価しない。そして、「(2枚エースの)僕と(城井)隆匡にマークが集まれば、他の選手が生きてくる」と自分たちの武器を理解している。
気になる選手は?
安部竜乃介(別府鶴見丘2年)
県でトップクラスの高さを持つ別府鶴見丘のキープレーヤーだと思っている。対戦した場合は(ネット越しに)対面することはないと思うが、彼のスパイクは全て拾うという気持ちで対戦したい。他のチームに比べて下級生の試合経験が少ないので、自分が勢いのあるプレーをして、みんなの力を引っ張り出し、底上げしたい。そんなプレーをしたい。
戸田悠太(別府鶴見丘3年)
リリーフサーバー、2003年1月26日、166cm、56kg、王子中学出身
陰日なたなくコツコツ頑張る努力家。チームにとっては、リリーフサーバーとして大事な場面で勝負を決めてくれる心強い存在。「自分には流れをつくる役目がある。一発勝負だが、相手の弱いところ、嫌だと思うところを見極めてしっかりやりたい」。春の高校バレーに出場するために別府鶴見丘に入学したというだけあって、大会へ向け「これが最後のチャンス。全員で全力を出し切って勝ちたい」と並々ならぬ闘志を燃やしている。本番まで残りわずか。自分が活躍するシーンを繰り返しイメージし、その実現を目指している。
気になる選手は?
加嶋祐汰(大分工業3年)
小学校の時は同じチームで、中学でも何度も対戦した。スパイカーの欲しいところに確実にトスを供給できるセッター。強気な性格で、意表をついた攻撃にやられて悔しい思いをしたことも多い。県高校総体では勝つことができたが、今大会に照準を合わせて調子を上げてくると思うので確実に厄介な相手になると思う。信頼する選手に打たせるセッターなので、セットアップを見極めて止めたい。
佐藤悠斗(鶴崎工業3年)
アウトサイドヒッター、2002年9月14日、167cm、70kg、滝尾中学出身
県高校総体の終了後、いち早く春の高校バレー県予選まで残ることを表明した。「自分がチームを引っ張りたい。それがキャプテンとしての役割を果たすことだと思う」と強い意志を持って、ひと夏を越えた。「県総体では練習不足や気持ちが整わず、自分たちのバレーができなかった」と悔しさをバネに、もう一度原点となるサーブ&レシーブ、ブロックを集中強化。県新人大会で準優勝したときのようなチーム状態に戻りつつあり、高校最後の大会に向けて「悔いなく終わりたい」と語った。
気になる選手は?
各校のエース
他のチームの選手のことを知らないし、気にしたことがないので、同じポジションの選手には負けたくない。自分は身長も高くないので、拾って、つなぎ、コンビバレーで対抗したい。この夏に基礎練習を見直し、粘り強さが出てきたと思う。県新人大会で負けた大分工業にはもう一度対戦して、やり返したい。
(甲斐理恵)
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