ウインターカップ県予選特集 バスケ女子③ 復活ののろしは攻撃から。番狂わせ狙う明豊

2020/10/05
  • 冬の全国大会

 全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ) 県2次予選が24日から始まる。1次予選から勝ち上がった4校がシード4校に挑み、その勝者が準々決勝から出場するスーパーシード4校と激突する。トーナメントが最終幕を迎える頃には、どんなドラマが待っているのか。第3回はダークホースとなりそうな明豊を紹介する。

 

 5年前のウインターカップ出場以降、県王者から離れていた明豊が復調してきた。週に2度、外部の専門トレーナーを招き、体づくりから見直し、チームの戦い方を固定することで安定して力を発揮できるようになった。これまでは選手の個性でシステムを考えていたが、今は「明豊のシステムはコレだ、という型を作って、そこに選手を当てはめた」と杉山真裕実監督。もちろん選手の特徴を生かし、相手との力関係で変化することはいとわない。

 

 さらに、点を奪うところから逆算してシステムを構築した。その際、大事にしていたのは誰がボールを運び、誰をノーマークにして、誰に得点を狙わせるのか、だった。その一つがエイトクロスで、アウェーまたはスクリーンを使って得点を狙い、チームオフェンスとして機能できるまで高めた。杉山監督は「判断力が必要になるが外からのシュートの確率は高くなった」と手応えを感じている。

 

県高校総体でベスト4入りした明豊

 

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