春の高校バレー 目標の初勝利を成し遂げた大分南

2020/01/07
  • 冬の全国大会

第72回全日本バレーボール高校選手権大会

1回戦 大分南2–1早稲田実業(東京)

2回戦 大分南0–2松本国際(長野)

 

 敗者は清々しかった。全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)に初出場した大分南は、2回戦で昨夏の全国高校総体覇者を相手に持てる力を出し切った。柿原茂徳監督は「負けてこんなことを言うのもなんだがスッキリしている。ブロックに飛んでもボール3個分上から(スパイクを)打ってくる相手によく戦った」と選手を称えた。

 

 今大会、初出場は大分南を含めた2校のみ。初戦の早稲田実業(東京)では、大舞台の緊張は微塵も感じられなかった。衛藤真渡(3年)が「自分たちが勝るものは気持ち」と話したように、サーブで崩して、守備からリズムをつくる普段通りのプレーを随所に見せた。相手がミスで崩れるのを傍目に春の高校バレーデビューとは思えないほど動きの良さが際立ち、最初のセットを取る。第2セットは勝ちたい思いが焦りとなり失うものの、第3セットでは勝負所で衛藤、城井隆匡(2年)両エースのサーブやスパイクが冴え、目標としていた全国初勝利を勝ち取った。

 

夏の王者相手に善戦した大分南

 

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