全国高校ラグビー 緊張から解き放たれた大分東明が初出場初勝利

2019/12/28
  • 冬の全国大会

 このプレーをきっかけに、得意の速い展開ラグビーに持ち込んだ。23分にテンポよくパスがつながり、伊達壮次郎(2年)が右中間にトライ。31分には春口暁(3年)も3つ目のトライを奪った。この日、5本すべてのコンバージョンキックを決めた戸高央太(3年)は、「1本目を決めた段階で外す気がしなかった。今日は完璧」と胸を張った。

 

 後半も2つトライを奪い、守っては低く、鋭いタックルが次々と決まり、無失点に抑えた。「大分舞鶴を敗って花園に来たのだから情けない試合はできなかった。勝てたことが最低限の結果だったが、ウチの力はこんなものではない。次からは緊張から解放され、もっといいプレーができると思う」と白田監督。

 何もかもが初めてであったが、5トライで相手をゼロに抑える危なげない試合運びで完勝し、花園デビューはこの上ないスタートを切った。

 

5本すべてのキックを決めた戸高央太

 

 

(柚野真也)

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