春の高校バレー男子県予選 粘りのバレーで大分南が初栄冠

2019/10/30
  • 冬の全国大会

第72回全日本バレーボール高校選手権大会県代表決定戦

10月26日 男子決勝 べっぷアリーナ

大分南3-1別府鶴見丘

  (27-25)

  (25-20)

  (18-25)

  (25-20)

 

 高校バレーボール界最大のタイトルである全日本高校選手権大会(春の高校バレー)の出場権を懸けた県予選男子決勝が行われた。決勝に駒を進めたのは4連覇を目指す別府鶴見丘と初優勝を狙う大分南。持ち味を発揮した大分南が激戦を制し、歓喜の涙を流した。

 

 入学してから全国高校総体に2回、春の高校バレーに2回出場した3年生が主力の別府鶴見丘は初戦から危なげなく勝ち進んだ。一方、準決勝で大分工業と接戦を繰り広げて生き残ったのが大分南。今年の県新人大会、県高校総体でも決勝で顔を合わせた両校にとって、お互いに手の内を知り尽くした非常に難しい一戦となった。探り合いからスタートした試合は、万全の対策を用意した大分南が先手を取った。

 

 「無欲の勝利」と試合後に柿原茂徳監督は語ったが、策士の言葉通りには受け取れない。準決勝で苦戦した反省を生かし、エース城井隆匡(2年)と衛藤真渡(3年)のポジションを変更。「最後は3年生の強い思いに懸けた」と、前衛には3年生が3人並ぶローテーションでスタートしたことが功を奏した。粘り強く相手の攻撃を拾い、ラリーから斎藤一真(3年)が強打を決め、相手のマークが手薄になると衛藤がレフトから効果的に得点し、リズムをつかんだ。

 

森田元希を中心に粘り強く拾い続けた

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ