全国高校バスケ選手権県予選 男子③計算できる守備を武器とする柳ケ浦

2019/10/22
  • 冬の全国大会

基本スタイル

インサイドを中心とした攻守の展開

 

 今年の柳ケ浦は守備がいい。守備からチームを構築するのが柳ケ浦のスタイルではあるが、「例年になくディフェンスの出来がいい」と中村誠監督が太鼓判を押すほどだ。機動力があり、運動量豊富な選手を練習で鍛え上げたことで、誰が出ても戦力が落ちない。消耗の激しい守備において、迷うことなく選手を入れ替えることができることは大きな武器だ。さらに身長2mのガンホヤグ・ドゥルグーン(1年)がひと夏を超えて大きく成長し、リバウンドが強化された。

 

 攻撃ではエースはいないが、どこからでも得点を奪うことができる。攻撃のバリエーションが多く、ナンバープレーなどのセットオフェンスの成功率は高い。攻撃のタクトを振るうのは2年生の仲間廉人。堅実なプレーをウリとするPG(ポイントガード)は、現役時代PGとしてプレーした中村監督から手ほどきを受け、試合のつくり方を学んでいる。別府溝部学園の中心選手である島袋琉希(2年)とは、同じ中学でしのぎを削った仲間だ。全国高校バスケ選手権県予選の準決勝で対戦することが予想され、このPG対決がチームの勝利を左右するといっても過言ではなく、注目が集まる。

 

全国選手権県予選に向けて練習も緊張感が増す

 

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