春の高校バレー男子県予選展望 別府鶴見丘が優位、対抗は大分南

2019/10/19
  • 冬の全国大会

 大分南が別府鶴見丘にどう挑むかが興味深いところ。昨年の県高校総体で別府鶴見丘に勝利し、県内での連勝記録を止めた唯一の高校だ。セッターの甲斐響、リベロの森田元希の3年生コンビがチームの軸となる。舞監督が「全国でもトップクラスのリベロ」と警戒する森田の守備範囲の広さと正確なレシーブは大分南の最大の武器となる。そして甲斐のトスワークで揺さぶり、アタッカー陣の能力を引き出す。

 

 この2選手と別府鶴見丘の主力で国体県選抜チームをつくり、指揮したのが柿原茂徳監督だ。国体活動期間に別府鶴見丘の選手と短くない時間を過ごしたことで、いやが応にも別府鶴見丘の選手の情報がアップデートされた。策士である指揮官が、わずかなほころびから勝機につなげることは十分に考えられる。

 

 鶴崎工業や大分工業は食い下がることもできるだろうが、2強を軸に優勝争いは展開されるだろう。

 

(柚野真也) 

 

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